01. TBHQとは？

TBHQ は、酸化を防止または遅延させるために食品に添加される合成抗酸化物質です。食品の栄養価の一部が失われること。

TBHQは、分子式C10H14O2 、 白色の芳香族化合物です。

エタノール（25 ℃で60％ ）およびエーテル に容易に溶解し、わずかに芳香臭のある明るい色の結晶または微粉末に。 コーン油、大豆油、綿実油などの油に25 ℃で10%溶け ます。TBHQ は水に溶けません (20℃で 1% 未満、95℃で 5% 未満)。融点は 126.5℃ ～ 128.5℃ 、 沸点は 295℃、密度は 1.05g/cm³ 、 モル濃度です。質量は 166.22 g/mol、pKa は 10.8 です。鉄や銅に触れても変色しないのが特徴です。

02. TBHQ は有毒ですか?

毒物学の創始者であるパラケルススはかつて、「すべてのものには毒素が含まれており、完全に毒性のないものはありません。物質の毒性を決定するのは用量です」と指摘しました。エタノール（アルコール飲料に含まれる）は高濃度では有毒であり、呼吸を抑制して呼吸不全を引き起こしやすいが、1、2 杯飲むとリラックスできる。

研究によると、TBHQ は高用量で悪影響を及ぼしますが、TBHQ の使用を許可する国の規制機関はすべて、食品に添加できる TBHQ の量を指定しており、食品から摂取される TBHQ の量は、規制当局。たとえば、FDA は、多くの食品の脂肪に 200 ppm の TBHQ を使用して、酸化を遅らせ、品質を向上させることを許可しています。

また、TBHQ が慢性疾患の治療に使用される可能性があることも報告されています。In vitro および in vivo 研究では、TBHQ は酸化ストレス反応に重要な転写因子である Nrf2 を活性化する抗酸化物質として作用し、 外傷 性脳損傷 [1]、肝臓損傷 [2] を軽減し、抗炎症活性を示します [3] 、 および酸化ストレスによる死[4]などを防ぎます。Zhenwen Zhang の研究によると、TBHQ (25 mg/kg) を含む食事は、脳損傷、星状細胞の過剰活性化、炎症誘発性表現型 M1、および炎症性サイトカイン (TNF- α 、IL-1 β 、IL-6 およびフリーラジカル) 、 外傷性脳損傷後のラットの大脳皮質におけるアポトーシスと神経細胞死を減少させます。

TBHQ の代謝経路は、ラット、イヌ、およびヒトで包括的に研究されています。TBHQ の 90% 以上は、ラット、イヌ、ヒトへの経口投与後に吸収され、生体高分子 (主に血清アルブミン) を介して体内に分布します。最初の段階では、TBHQ は肝臓で代謝され、TBBQ に酸化されます。第二段階では、TBBQ は代謝酵素によってグルタチオン (GSH) に結合します。ヒトでは、TBHQ は 24 時間以内に尿中に排泄されます。

O-硫酸塩 (73-88%) と O-グルコシデート (15-22%) の組み合わせで 、 吸収されずに残った TBHQ (2.4-3.7%) が便中に排泄されます。TBHQ の代謝残留物は、脳、肝臓、および腎臓では重要でないと報告されており、化合物の組織への保持はラットでは観察されていません .[5]

03 TBHQは一部の国で禁止されていますが、安全ですか?

抗酸化物質として、TBHQ は何十年にもわたって一般的な食品に使用されており、私たちが安全に楽しむ多くの食品の品質、安全性、栄養価を維持するのに役立ちます。その安全性は、米国食品医薬品局 (FDA) および欧州食品安全局によって承認されています。当局 (EFSA) および食品 添加物 に関する FAO/WHO 合同専門家委員会 (JECFA) による。

米国食品医薬品局 (FDA) : FDA は TBHQ を一般に安全または「GRAS」と認識されているものとして分類し、1972 年に食品への使用を承認しました。食品中の油脂分の0.02%を上限として使用。

欧州食品安全機関 (EFSA):

TBHQ(E319) は、欧州委員会規則 (EU) No 231/2012 で認可された食品添加物としてリストされており、「色素および甘味料以外の添加物」として分類されています。 1997年にJECFAが定めたADI（許容一日摂取量）0.7mg/kg体重（BW）が確認されました。 規制（EU）

2018/1481 は、さまざまな食品カテゴリーに適用される TBHQ の最大量を「25 -400mg/kg」と設定しています。

食品添加物に関する FAO/WHO 合同専門家委員会 (JECFA):

JECFA は TBHQ を食品添加物および酸化防止剤として分類し、1997 年に TBHQ の ADI を「0～0.7 mg/kg BW」と設定しました。

さらに、TBHQ は、中国、オーストラリア、ブラジル、フランス、ドイツ、イギリス、インド、イランなど、世界 100 以上の国と地域で食品抗酸化物質として承認されています。食用油、油性食品、その他の製品に広く使用されています。

L&Pについて

L&P Food Ingredient Co., Ltd は、約 40 年にわたる独創的な研究に基づいています。

食用油の酸化防止剤の栽培に専念し、世界に優れた製品とサービスを提供し、最高の酸化防止剤ソリューションを作成するために努力している食品化学産業!

詳細については。TBHQ の皆様、今後ともよろしくお願いいたします: www.lpfoods-wy.com

参照：

[1]Z.-W.Zhang,et al.TBHQ は、星状細胞の過剰活性化を阻害することにより、外傷性脳損傷後の神経学的回復を改善しました.Brain Res.,1739(2020), Article 146818.

[2] R.Li,et al.Tert-ブチルヒドロキノンは、マウスの四塩化炭素誘発性肝障害を軽減します。Ｊ．Ｍｅｄ．科学,17(14)(2020), p.2095

[3] XPZeng, et al. Tert-ブチルヒドロキノンは、Nrf2 活性化抗酸化活性により、ラットの虚血/再灌流障害から肝臓を保護します。Proc.,49(2)(2017), pp.366-372.

[4]J.Sun、X.Ren、JWSimpkins。tert-ブチルヒドロキノンによる SOD2 と HO-1 の順次アップレギュレーションは、酸化ストレス時にミトコンドリアを保護します。モル。薬理学.(2015) p.mol.115.098269.

[5] AK et al. 食品中の tert-ブチルヒドロキノンの過剰使用の驚くべき影響: ナラティブ レビュー。 毒物学レポート 。 ヴォ